「堪えきれない事も在る」
神話断ち中ですが堪え切れませんでした。こんな物を見せられた日には。 クトゥルフ神話TRPG 比叡山炎上 朱鷺田 祐介 / エンターブレイン 以下、裏表紙、帯より抜粋 【本書内容】 日本の戦国時代を舞台にクトゥルフ神話に挑むための独立したルールブックである。 このゲームで、あなたは戦国の戦乱に巻き込まれる戦国の人々となり、戦国日本の闇に潜むおぞましき存在と出会い、凄惨で絶望的な戦いを挑むこととなる。 戦国の雄、織田信長は、縦横無尽な機略と大胆な行動力によって覇権を手にしつつあった。その過程で信長は寺社勢力と対立し始める。彼らは対立する信長を魔王、第六天魔王と呼び、仏敵とした。やがて将軍、足利義昭は、ひそかに各地の群雄や宗教勢力と同盟を結び、信長包囲網を作り上げた。京都の鬼門を守って数百年を過ごした比叡山延暦寺もその同盟に加わった。これを打開するため、元亀2年(西暦1571年)、日本仏教の根本道場、比叡山を焼いた。世にいう比叡山焼き討ちである。 【追加されたルール】 クトゥルフ神話TRPGを基に、忍術や剣術など、あるいはさまざまな流派・宗派独自の技を再現するルールや、近接戦闘を詳しく再現するルールなどが追加されている。職業も武将や足軽から、僧侶、陰陽師、伴天連、はたまた公家や茶人など当時活躍した人々をくまなく網羅している。 【連作シナリオ「比叡山炎上」】 シナリオは3本収録され、続けてプレイすることで、比叡山焼き討ちに隠された信長の秘密が明らかになるようになっている。さまざまな歴史的な事件や人物との遭遇を通じて宇宙的恐怖と対抗する大河ドラマの幕開けだ!。 「クトゥルフRPGって何を楽しむ為に作られたの?」 もぅ、どの辺りから突っ込んでいいのやら… 第六天魔王は裏高野にでも任せとけばいいの。きっと孔雀さんがやっつけてくれるから。問題は【追加されたルール】。日本語版ランドオブニンジャ(確か表現上の問題から回収されたとか… )の代わりに出したとしか思えない。でも無ければ、クトゥルフRPGのルールに宗派や流派、近接戦闘を詳細に再現するルールはいらない。というか役に立たない。蕃神や旧支配者、奉仕種族にそういった物が通用するしないではなく、宇宙的恐怖を体感するためには必要ないという意味で。思い出してください。 -クトゥルフRPGって、何を楽しむ為に作られたの?- それから、もしランドオブニンジャを出したいのなら、ホビージャパンと折衝してルーンクエストを始めとするケイオシアム社関係の権利を今度こそしっかりと整理しなおしてください。 「破神昇華」 こんな本とそれを記した狂喜の詩人は、必滅の理を籠めた無限熱量でもって焼き尽くしちゃいましょう。 第一近接昇華呪法「レムリア・インパクト」 暗黒の住まう場所はありません!と豪語されてもなぁ… これで¥7K獲っちゃうんだから■■■□■、強気だよネ。 #
by cor_leonis
| 2006-06-17 04:02
| 今日の宇宙的恐怖
「はやる気持ちを抑えるべく」
週末のTRPGセッションへ向け、はやる気持ち。過ぎたやる気は空廻りに繋がるので、ここは一つ脱力系アニソンでも聞いてヤル気を抑えておこうとコレを借りてきた。 TVアニメ「錬金3級 まじかる?ぽかーん」 EDテーマ集「しちゃいましょう」 のみこ ゆうま(斎藤桃子) りる(生天目仁美) パキラ(平野綾) 鉄子(明坂聡美)/ ランティス 「効果絶大(過剰気味)」 効き過ぎた。これは脱力系というより“虚脱系”と呼ぶのが相応しい。豪奢なことに気の抜けた歌が8曲、しかも歌詞や歌い手が違うだけで8曲全て同じメロディー!ヤル気を抑えるどころか、根こそぎ奪われた!やはり奇を衒わずに「涼宮ハルヒの憂鬱」OP&EDを借りてきて骨抜きにされていた方が良かった… か? 「で?」 何だかんだ云ってますけど、好きですよ。当然。新譜を借りてくる位ですから。ホント、この様に力の抜け切った歌はそうそう無い故に。 「オチまで付きます」 シングルだと思ってカウンターに持っていったらアルバム料金を請求された。どっとはらい。 #
by cor_leonis
| 2006-06-15 03:22
| Feeling / Memorandum
萌え萌え武器事典
萌え武器制作委員会 / イーグルパブリシング 出版社コメント/大剣持った女の子って、萌えませんか?全ページフルカラー!50+αの武器を美少女たちが解説。歴史の中で実在した、武器事典の完全保存版! 武器事典 市川 定春 / 新紀元社 出版社コメント/古今東西の歴史(古代~近代)に登場した武器600点を長剣、短剣、長柄、打撃、射出、投擲、特殊、兵器の8つに分類、すべてイラスト付きで紹介するボリュームある一冊。長さ・重さ・年代・地域のデータ付。見開き4点の共通レイアウトで、大きさの比較もしやすい作りとなっている。 週末のTRPGセッションに向けて資料を漁っていた際に見つけた本。新紀元社の武器事典を愛する者としては捨て置けない。が、金も払いたくないなぁ(笑。立ち読みで済ますか… しかし近年の「萌え本」ブームは止まる所を知らない。可愛い女の子のイラストは好きだし、内容がシッカリしていて、読みやすければ云う事ナシ。ただ最近の萌え本は、可愛い挿絵が入っているだけの知ったか本(オーエス出版社の「~~通になる本」など)となりつつある気がする。起源たる「萌える英単語」のように全てをかなぐり捨ててそっちへ走ってくれた方が面白いのだが、自衛隊の解説であらぬ方向へ走られるのも困る… このジャンルもそろそろ物の向き不向きを考える所にきていると思うのだが、如何なものでしょう? #
by cor_leonis
| 2006-06-14 03:08
| Feeling / Memorandum
ここの所ゲームばっかりやっているので、なかなか何かを書こうという気にならないのだが、流石に頭に錆が浮いてきたので久方ぶりに何かを書いておこう。
「猟犬だったら尾も白い(尻尾は無いがな)」 ランゴリアーズ スティーヴン・キング 小尾 芙佐 / 文芸春秋 ※詳しい内容についてはコチラを参照して下さい。 米国でテレビ映画化された物がN●Kでも放映されていたのでこの作品を知っている人も多いのではないでしょうか?もちろん僕はそれを見て知りました。 普段、我々が生きる時間の外に飛び出してしまい、そこに棲む怪異に遭遇するというこの話。どうにも『ティンダロスの猟犬(F・B・ロング著)』が頭を掠めてしまう。キング先生の話ではこの物語は「時の過ぎ去った世界に迷い込んだ」という事ですが、これをティンダロスの猟犬で言及される「時間の曲線」から逸れてしまった(ロング先生曰く「人間は時間の曲線に沿って生きている」)とも取れないだろうか?時間の曲線に沿って生きる人間が脱線(?)したことで、本来立ち入ることの無い異界に立ち入ってしまったのではないか?更にそこが、「猟犬」たちの餌場だったのではないかとも… 何故そんな事を考えたかというと、少なくとも世界一つ喰らって尚、貪欲に餌を追い求めるランゴリアーズの姿が「ティンダロスの猟犬」を彷彿としたのが一つ。さらに「ティンダロスの猟犬」でも精神が過去に遡った事で猟犬どもに存在を嗅ぎつけられたという時間遡行が事の発端であるという2点が原因。そのお陰で物語の終極、勇敢な男の犠牲により、人々は元の時間に戻りハッピーエンドとなる訳ですが… -一度嗅いだ餌の匂いを、彼らが簡単に諦めるものか? - と厭らしく考えてしまいます。それに旅客機に乗っていた人々が異界へと至る原因となった極光。それは猟犬が餌を得る為に協力を喘いだヨグ・ソトースの御業だったのではないか?(何処にも言及されては居ないので完全な妄想だが、時間と空間に強く縛られている猟犬が、それらを超越するヨグ・ソトースを信仰していてもおかしくは無いと思う)時の過ぎ去った世界から脱出する際、一人犠牲となることを選んだ男は極光の中で此の世ならざる光に包まれて消滅する。異界の光+時間の門≒ヨグ・ソトースとは些か安直ではあるがそう連想すると何だか楽しい。 「纏まらんので打切りw」 そのような訳で、ランゴリアーズを見るとティンダロスの猟犬が頭を過ぎりますというお話でした。まぁ、これもあながち見当ハズレな話ではなく、過去に御大たちがSFホラーの礎を築いたのだから、現代作家の作品からそのニュアンスが感じ取れるの道理であると、言うことです。 ちなみに「ティンダロスの猟犬」はこの本で読めます。 クトゥルー〈5〉 ラヴクラフト オーガスト ダーレス 大滝 啓裕 / 青心社 #
by cor_leonis
| 2006-06-12 00:59
| 今日の宇宙的恐怖
「機神飛翔デモンベイン」クリアーッ!!!
この2日くらい5時就寝などと奇行を続けたお陰で4日でクリア。 そして漸く眠れるw。 機神飛翔デモンベイン DXパッケージ版 / ニトロプラス 「それがNitro+クオリティー」 シナリオはオールキャストによるお祭り状態。シナリオライターの鋼屋ジンさん自身「二次創作系同人物の様」という程にサービス満点。それは常にコチラの想像を超えるベタな展開を繰り広げ、遂には大団円を迎えるというサービス精神に溢れた物語。去れども、決してチープな物に成り下がらないのが鋼屋さん、如いてはNitro+作品の品質の高さだと識る。 「荒唐無稽な窮極の御伽噺」 アクションパートは正直ゲームとしては物足らない(PS2用ソフト「機動戦士ガンダムSEED終わらない明日へ」をやった時のもどかしさが感触として最も近い)が、鬼械神を堪能するには十分。そも自分の操作でデモンベインが動くだけでも感動的な事なので気にしない。そう、これはキャラゲー。これはデモンベインに登場する人物、鬼械神の総てを愛で、弄り、愉悦に浸るための荒唐無稽な窮極の御伽噺。人を愉しませる事の趣旨が巷に流布するロボットアクションゲームとは根本的に違うのだよアンリ。力押しが可能な低難易度ゲーム。大いに結構ではないか。それで我らの魔を断つ剣が活躍する様を存分に楽しめるのだ。時間を費やし、寝る間を削ってやるだけの価値は十分に、十二分にあるさ。以上、元祖魔道探偵風物言いでした。 「記憶と縁」 先に低難易度と述べたが、決して躓くことが無かったわけではない。最終戦、敵は悪夢の元凶、玩弄管理者、Deus ex machina、這い寄る混沌■□■■■□■■□■。攻略ルーチンを掴むまでに4度、ルーチンを正確無比にこなせる様になるまで更に3度、コンティニューを余儀なくされた。その戦いたるやドリームキャストの名作「フレームグライド」の最終戦、叛乱の選帝侯、混沌の兵器「シドラネル」との血戦を思い起こさせるものだった。そう、あの戦いでも最後の敵は混沌だったな。互いに大した共通点も無く、何と無く頭を過ぎっただけだが可笑しな縁を感じるな。 「結局5時」 そんな感慨に耽りながら時計を見る。4:30。なんだ、結局、寝るのは5時か。 #
by cor_leonis
| 2006-06-02 04:28
| Feeling / Memorandum
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