Khem..... Khem..... Kemur ?

 下巻も読み終えた。何でかまた神話ネタ含みだった。しかも上巻が好評だったのか今度は明け透けだった。林、自重しろ。

『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles(2)』
機動戦士ガンダム戦記—Lost War Chronicles〈2〉
林 譲治 富野 由悠季 矢立 肇 / 角川書店
内容/マ・クベ司令の秘密の軍資金「M資金」を奪還すべくジオン軍のMS特務遊撃隊が活動を開始。しかしキシリア直属の部隊と称する屍食鬼隊が、あろうことか味方に襲いかかってきた! かれら屍食鬼隊の真の狙いとは?
落ち着いて見直すと“屍食鬼(グール)隊”からしてラヴクラフトだよね…(「ピックマンのモデル」参照)

『影が集いし太古の都市』
 で、神話関連の話ですが、下巻では上巻のように遠回しなことは云いません。オーストラリアからアフリカ大陸へ入った連邦、ジオン両陣営の主人公達が赴く先が、地元の人間が恐れ決して立ち入らない忌むべき土地「ケム」。影が集いし太古の都市。人の姿に化身した無貌の神に遭える場所。ちなみに物語の中では“這い寄る混沌”についての記述はなく、ケムに顕れるのは単に“化け物”とのみ記されています。 …失敬な。「化け物」というのは無情で慈悲深く人間を頭からムシャラムシャラと喰ってしまうような奴らにこそ使うべきで、有情で無慈悲に人の生を玩ぶような様な御方に宛うべき言葉ではないのである… と思うのだが、ガンダムとの初戦における赤い彗星の言葉を思い返すに、理解できない驚異はおしなべて“化け物”でいいだろうとも… 話を神話に戻す。ケムについて説明では、ご丁寧にアラビア半島の名も無き都市に繋がってるなんて事まで言及してくれている。無名都市。狂える詩人「アブドゥル・アルハザード」が黙々と妄想を書き溜めてキダフ・アル・アジフを書き上げちゃった所。バイアクヘーによりアルデバランへ精神を送り込む際、肉体を保管している場所がココだとも云われていたハズ(うろ覚え)。なんて事までコレを読んで噛みつく人は少ないだろうけど、知っていると本編の内容とは逸脱した部分でかなり盛り上がれるイカしたライトノベルと仕上がっていいる。まぁ、神話分を抜いたとしてもライトな戦記物として楽しめるのでそういったゲームを楽しむ際にはお勧め。読もう!ガンダム戦記。

『華麗に跳ぶ推論、または只の妄想』
 物語の中、屍食鬼隊に拷問を受けた連邦軍士官が「ケム、ケム… 」と譫言のように繰り返すシーンが病的で印象に残ったが、実はそのシーンを憶えている要因がもう一つある。そこを読んだ際に頭を過ぎった思考。

 「ケムって… ひょっとしてケムール人の名の由来だったりしない?」

知ってるかな?ケムール人。ウルトラQ第19話「2020年の挑戦」に登場する誘拐怪人。この「2020年の挑戦」自体、掴み所がない癖にゾッとする内容で、当時子供にトラウマ植え付けまくったに違いない原神話的作品であるところも手伝って、そのソースを神話作品に求めてしまうのはcor_leonisの悪癖故だろうか?ま、ケムからケムール人にたまたま記憶が関連づけされただけだとは思うんですが、ウルトラとクトゥルフは千昭氏抜きにしても以外と近い所にあるので侮れない。と、ひとり盛り上がっていても淋しいので、みんな見ようウルトラQ!

DVD ウルトラQ VOL.5
/ ハピネット・ピクチャーズ
収録内容/
第17話:1/8 1/8人間 登場
脚本:金城哲夫 監督: 円谷 一 特殊技術:有川貞昌
第18話:虹の卵 地底怪獣パゴス 登場
脚本:山田正弘 監督: 飯島敏宏 特殊技術:有川貞昌
第19話:2020年の挑戦 誘拐怪人ケムール人 登場
脚本:金城哲夫/千束北男 監督: 飯島敏宏 特殊技術:有川貞昌
第20話:海底原人ラゴン 海底原人ラゴン 登場
脚本:山浦弘靖/野長瀬三摩地 監督: 野長瀬三摩地 特殊技術:的場 徹
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by cor_leonis | 2006-12-18 18:57 | 今日の宇宙的恐怖
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