反逆の弦が奏でる宇宙的恐怖 in JAPAN

『♪』
 近年の作家が書くクトゥルー神話からはスポッと抜け落ちているが「エーリッヒ・ツァンの音楽」に代表されるような音楽を題材にした神話作品がある。それがどうだと今の僕に論ずる事は出来ないが、本家米国をはじめ音楽を以て神話を語ろうとした者たちが居たことは識っている。きっと神話作品の中にある冒涜的かつ退廃的な叙述が彼らを惹きつけたのだろう。そんな奇行に走る連中が実は日本にもいた。「人間椅子」。江戸川乱歩の小説タイトルを冠したその連中は怪奇メタル、文芸ロックなどという可笑しな肩書きを与えられながらも高い演奏技術を有し、80年代後半~90年代に掛け活躍、現在も活動中らしいがその名を耳にする機会は余りに少ない…

黄金の夜明け
人間椅子 / トライエム

頽廃芸術展
人間椅子 / テイチクエンタテインメント

『鋼弦の調に乗って』
 人間椅子を初めて知ったのは確かマンガ「4年1組起立!」だったw。そう考えるとこの出会いは15年以上前に定められていたような気がしてくる。文芸ロックと呼ばれただけに文芸作品を題材にした曲がその大半を占める彼らだが、クトゥルー神話を題材としたものは2曲のみ。でも凄い。やったこと自体が。上の2枚に1曲ずつ、黄金の夜明けには「狂気山脈」、頽廃芸術展には「ダンウィッチの怪」がそれぞれ収録されている。聞いてみろとお勧めはできないが、神話が好きで興味があるなら一度聞いてみるのも良いかも知れない。
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by cor_leonis | 2006-07-17 07:32 | 今日の宇宙的恐怖
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