今日のイランは曇りのち... / F-14Ex スーパートムキャット

 栗林みな実の新アルバムを聴いていたらテンションが上がったのでトムキャットの話。

『化け猫魔改造』
 先日のニュースは衝撃だった。
いま、トムキャット(しかもD型じゃないぞA型だぞ)が爆装したからなんなの( ・д・)?と目を点にしていたが、そうか販促だったのか。あまりのタイムリーさに「ひょっとして裏で繋がっているんじゃないか?」と膝つき合わせて問い詰めたくなったよ。

A3 No.33「中東連合軍戦術歩行戦闘機 F-14Ex スーパートムキャット(アズライール小隊所属機)」

しかし、A3はいま33種類もあるのか... 胸が熱くなるな。
ACTVイーグルやチェルミナートルと比べると涙が出そうになる2.5世代。センサー系の刷新、肩部スラスター増設とそれに伴う重心の上昇、そして、もやはデフォルトとなりつつあるカーボンブレードの追加。代わりにフェニックスミサイルが取り外されたのだから携行火器くらい最新型にしてやれよと思わなくもないが、本家F14DやF16が古い物を使ってるんだからガタガタぬかすなと云うところだろう。ちなみにA3のF4はF22と同じ突撃砲を持っている。どうしてこうなった。





『じゅじゅちゅ的にスーパー』
 そんな空想世界のそれと違って、イラン空軍のF14は、とても“スーパー”と呼べない代物である。と思う。
元がA型の輸出仕様。イラン革命後、メーカーのメンテナンスなし。部品供給なし。弾(AIM-54フェニックス)もなし。もはや維持している意味がないように思えるが、周辺国の航空戦力と比べると一線級ということなのだろう。ただ、そのためにメンテナンスはロシアの協力でまかない、部品不足は共食い(実機をばらして部品にする)でまかない、弾は地対空ミサイルを改造してまかないと、罰ゲームみたいな印象を拭えないかわいそうな状況だった。
しかし、先日のニュースを見るとレーダーとエンジンに関しては部品不足は解消されそうだ(スペックはその内公開されていくだろうけど、スホーイやミグ製のエンジンやレーダーだったら笑える)。それ以外についての状況については分からないが、興味深いニュースが去年の夏に報じられた。
────以下、転載
国防総省がF14機部品を民間へ売却、イランが探す同一品【ロイター通信】8/3
米議会の政府監査院(GAO)は2日、国防総省が民間に売却した戦闘機部品の中でイランが保持する旧型のF14トムキャット用の約1400点が含まれていたことが判明したと述べた。
ただ、これらの部品がイランに流出したとの形跡はない。イランは1970年代にトムキャットを調達していた。同機は米海軍の主力機だったが、2006年に退役している。
民間への売却は、国防総省が最新の売却禁止品目リストをウェブ上に反映させなかった手続きミスが原因だった。米国防総省は今年1月、ボルトを含む同戦闘機の部品の民間への売却を全面禁止していた。
1400点の売却は2月で、買い主の身元は分かっていないという。
GAOはこれらの部品の売却は国家の安全保障を損ねる危険性があると国防総省の過失を批判している。
米国はイランの核開発計画に強く反発、国連を通じた制裁強化を図っている。同国の軍事力強化にも警戒を強め、イスラエル、エジプト、サウジアラビアなど周辺国への大型軍事援助も最近発表している。
売却された約1400点のうち1385点はこれまで回収。残りの部品の一部も買い主を特定したという。1400点はネジ、ボルト類が大多数だという。

─────────
もちろん残り約15点が回収されたという話は聞きません。

なんにしろ、
残っている機体は「共食い」という毒虫の坩堝を生き延びた蟲毒のように強い運が付いている気がするので、中東が大好きな呪術的には“スーパー”になっているのではないかと想像している。
[PR]
by cor_leonis | 2010-04-27 19:45 | Muv-Luv Memorandum
<< 1998首都炎上 / F-14... 三浦半島のキャベツ畑に迷い家は... >>